若い世代の台頭が目立つプロレス界だが、だからこそベテランが奮闘するとインパクトが強い。プロレスリング・ノアでは杉浦貴と桜庭和志がタッグ王座を保持し、来年2月12日の日本武道館大会では武藤敬司がGHCヘビー級王座に挑戦する。
DDTでは、51歳の秋山準が全日本プロレスからレンタル移籍、選手たちのコーチを務めるとともに最前線で闘ってきた。ユニット・準烈を結成するとシングルリーグ戦「D王グランプリ」にも参戦。2敗を喫したものの決勝戦に進出し、12.27後楽園大会で竹下幸之介に勝って優勝を果たした。選手としてのネームバリューでは秋山が誰よりも上と言えるDDTマット。しかし年齢を考えれば“快挙”でもある。