Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、1月5日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は今期、裏ドラが乗らないことで関係者、ファンの間で知られるEX風林火山・勝又健志(連盟)。ここぞとばかりに“裏ドラ貯金”を使って、チームの首位をがっちり守る勝利を手にできるか。
30選手の中でもクレバーな戦い方でポイントを積み上げる勝又だが、なぜか裏ドラが乗らない。リーチが条件のボーナスだが、その恩恵なしでも個人13位の+32.5とプラス域にいるのは見事だ。ファンの間では、手牌の暗刻が裏ドラになる超ラッキーについて、Twitterなどで「うらさんきんし」と発信するのが恒例になっているが、勝又にはその超ラッキーが訪れる日は来るのか。
逆に勝又のポイントを奪いに行くのが他の3選手。セガサミーフェニックス・和久津晶(連盟)は、個人のマイナス、さらにはチームのマイナスを少しでも減らすために勝利を目指す。ド派手な見た目ながら、戦いぶりは無理には攻めない守備派。じっと好機を待つ分、ここぞとばかりに攻めた時には、見た目以上にド派手なアガリが見られる。
悩める表情もファンの心をつかんでいるのがU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)。数いる女性選手の中でも、2年目になってさらに人気が上昇中。CMでの「大好き」というフレーズは、すっかりMリーグファンにおなじみだ。人気とともに上げたいのは成績。冷たさまで感じる試合中の表情が、勝利で雪解けし、待望の笑顔をインタビューで披露するか。
50歳にして、衰えるどころかキレを増した感さえあるのがTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)。前回登場時には新年初勝利もあげ、インタビュー時のトークも切れ味が鋭かった。勝又の裏ドラとは異なり、瀬戸熊には過去2年苦しんだチームの貯金も後押しするだけに、個人+200台に乗せる勝利もすぐ近くにある。
【1月5日第1試合】
EX風林火山・勝又健志(連盟) 個人13位 +32.5
セガサミーフェニックス・和久津晶(連盟) 個人23位 ▲152.0
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人7位 +159.0
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦) 個人21位 ▲126.6
【1月4日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +339.7(50/90)
2位 渋谷ABEMAS +270.7(52/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +9.6(52/90)
5位 TEAM雷電 ▲69.7(50/90)
6位 赤坂ドリブンズ ▲174.0(52/90)
7位 U-NEXT Pirates ▲178.4(50/90)
8位 セガサミーフェニックス ▲273.2(50/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






