Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、1月7日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、個人3位と大活躍中の渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)。男性選手最年少の“若武者”ではあるが、今期は大ブレイク。強豪たちを打ち倒し、堂々たる成績を残している。前回勝利時には、個人MVPも目標に掲げていると明言したが、この日はどう立ち回るか。
Mリーグで自身初の役満をアガってから、一気に加速をつけた松本。+285.4と稼ぎまくり、チームがリーグ2位にいる原動力になっている。バランス感覚のよさにはもともと定評があるが、今期は勝負どころの制し方、勝ち方が備わってきた。頼もしさが増す一方の男にかかれば、他の3選手がめった切りにあうような展開も予想される。
いいようにやられてばかりもいられないのが、他の3選手。それぞれ200前後のマイナスポイントを抱えるだけに、早く浮上のきっかけをつかみたい。個人25位のU-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)はトップ、2着、3着と2回ずつながら、ラス5回が響いている。チームはキャプテン・小林剛(麻将連合)が孤軍奮闘中だけに、早く“副キャプテン”となる存在が必要だ。
個人27位と苦戦するセガサミーフェニックス・和久津晶(連盟)も、早く流れを変えたいところ。昨年末の最終戦ではトップを取ったが、まだリーグ最下位に沈むチームに貢献するポイントを稼ぐには至っていない。こちらも茅森早香(最高位戦)が一人、気を吐いているところで、1試合でも早く次のポイントゲッターに成り上がりたい。
リーグ最年長選手のKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)が、今期はかなり苦しい。変わらず落ち着いた打ち回しに徹しているものの、マムシさらには大蛇と恐れられた終盤の力強さが発揮できずにいる。一度アガり始めれば「今夜は帰さない」とばかりにアガり続けるタイプだけに、親番での戦いぶりに注目だ。
【1月7日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人29位 ▲222.4
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人3位 +285.4
セガサミーフェニックス・和久津晶(連盟) 個人27位 ▲182.8
U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦) 個人25位 ▲177.9
【1月5日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +340.9(52/90)
2位 渋谷ABEMAS +270.7(52/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +9.6(52/90)
5位 TEAM雷電 ▲62.4(52/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲110.1(52/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲174.0(52/90)
8位 セガサミーフェニックス ▲350.0(52/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






