Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、1月18日第1試合に出場する4選手を発表した。今日、明日の2日間でレギュラーシーズンも3分の2を消化。長いと思われたシーズンだが、早くも後半、終盤へと差し掛かっていく。上位6チームがセミファイナルシリーズに進出するサバイバルレース。戦いはさらに白熱する。
リーグ首位を快走する渋谷ABEMAS。全4選手がバランスよく活躍し、今の地位を築いている。個人トップの松本吉弘(協会)がポイントを稼げるのも、チームメイトの支えがあってこそだ。一時はマイナスがかさんだ白鳥翔(連盟)と、あと一息でマイナスポイント完済。全員がプラスになれば、さらに首位は盤石になる。
3選手の調子が同時に上がったことで、チーム順位も急浮上したのがTEAM雷電。最下位に沈んでいた時期がうそのように、現在はポイントも+100近くまで積み上げた。黒沢咲(連盟)の“セレブ”な麻雀も衰えなし。チーム内でも競争も好循環を生んでおり、黒沢がトップを取るようであれば、連勝への期待もさらに膨らむ。
プラスの3チームを追うのがリーグ4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部。エース・佐々木寿人(連盟)が奮闘する中、ベテラン前原雄大(連盟)の調子はまだ上がってこない。攻勢に転じた時は、破壊力満点のアガリを連発するタイプだけに、勝負どころを迎えていつ着火するか。
昨期大活躍だったリーグ最年長のKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)。今期も強さを発揮するかと思われたが、結果だけ見ればマイナスポイントが250を超えるブレーキとなっている。あれこれ戦い方を変えるタイプではないだけに、牌の巡り合わせをじっと待つ時期かもしれない。昨期同様、終盤の粘りが発揮されれば「マムシ」「大蛇」と恐れられた威圧感も、また戻ってくる。
【1月18日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人29位 ▲258.4
KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟) 個人23位 ▲173.5
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟) 個人17位 ▲28.5
TEAM雷電・黒沢咲(連盟) 個人6位 ▲188.7
【1月15日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +394.2(58/90)
2位 EX風林火山 +308.9(58/90)
3位 TEAM雷電 +93.2(58/90)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲16.4(58/90)
5位 赤坂ドリブンズ ▲88.4(58/90)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲90.9(58/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲252.3(58/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲348.3(58/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






