Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、1月19日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、前回出場時の今期15戦目にして初めてラスを引いたU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)。最下位に沈むチームの命運を握るキャプテンの逆襲はいかに。
4人体制で臨んでいるU-NEXT Piratesだが、小林を除く3人は全て3ケタマイナス。とにかく6位以内が進めるセミファイナルシリーズ進出を目指して、少しでもこのマイナスを消しつつ、仲間の復調を待つしかない。今日で全チーム、レギュラーシーズンの3分の2を消化。データに裏打ちされた麻雀を打ち続ける小林も、少々無理をしてでも前に出るタイミングが近づいているかもしれない。
同じく、レギュラーシーズンでの敗退の危険に晒されているのがセガサミーフェニックス。昨期準Vのチームが、現在7位ともがいている。昨期個人MVPの魚谷侑未(連盟)の状況も、1年前とは雲泥の差。先日、結婚も発表しただけに、お祝いは自分の勝利以外にはない。
現在リーグ5位の赤坂ドリブンズだが、ポイントは▲88.4。決して安心できる数字ではない。村上淳(最高位戦)が個人5位と奮闘する中、もう一人プラス域で頑張れれば、だいぶ成績も安定するはず。個人17位の鈴木たろう(最高位戦)も、本来この位置にいる選手ではない。“ゼウス”とも呼ばれる神の選択で、現状を打破できるか。
昨期の悔しさを晴らしながら、順調に試合をこなしているのがEX風林火山。二階堂亜樹(連盟)も常にプラスを維持しながら戦えているだけに、メンタル面でも落ち着いている。ややトップからは遠ざかり始めているだけに、再びシーズン前半に見せた快進撃をもう一度見せたいところだ。
【1月19日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦) 個人17位 ▲10.5
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟) 個人9位 +103.5
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟) 個人25位 ▲194.2
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合) 個人4位 +265.4
【1月18日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +465.7(60/90)
2位 EX風林火山 +308.9(58/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +63.8(60/90)
4位 TEAM雷電 ▲19.5(60/90)
5位 赤坂ドリブンズ ▲88.4(58/90)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲129.9(60/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲252.3(58/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲348.3(58/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






