ベテラン雀士の左手から繰り出された覚悟のリーチが、白熱の対局をいぶし銀に彩った。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」1月19日の第2試合に出場したセガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)が、人差し指1本で牌を引き抜くリーチモーションを披露。「今のめっちゃかっこいい!」「見たことないモーション」とファンを魅了した。
Mリーグで唯一のサウスポーであり、大きく手を作る雀風や滑らかな所作、そして勝負所のツモの際に「カッ」と声が漏れる熱い戦いぶりでも人気を集めている近藤。3着目で迎えた東3局1本場、ドラ2枚と赤1枚を内蔵した配牌を手にすると、中盤にダマテンでも高目で跳満となる大物手をテンパイする。
堅実にダマテンとした近藤は、対面に座る親番の赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)が3副露でテンパイ濃厚となった次巡も熟考の末にリーチせずを選択。テンパイを維持しながら迎えた終盤、6筒のツモ切り、あるいは平和が消える4筒切りでテンパイ続行となる局面で、より安全そうな4筒を切ってのリーチを決断した。
注目を集めたのは、「リーチ」と発声した直後のモーションだ。左手の人差し指1本で手牌から4筒を引き抜くように手前に倒すと、牌をつかんでバシッと河に叩きつけた近藤。流麗かつ力強い一連の所作に、「今のめっちゃかっこいい!」「見たことないモーション」「かっこよすぎません?」「夢芝居開幕」「激アツ!」「このリーチCMや」といったコメントが続々と寄せられた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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