「どっちが大関かわからない」中村親方、思わず本音ぽろり… 照ノ富士が朝乃山を圧倒朝乃山は優勝争いから後退

＜大相撲初場所＞◇十二日目◇21日◇東京・両国国技館

　関脇・照ノ富士（伊勢ヶ濱）が大関・朝乃山（高砂）を寄り切りで下して8勝目を挙げ、今場所の勝ち越しを決めた。豪快な相撲に、元関脇・嘉風の中村親方も思わず「どっちが大関かわからない」と本音をこぼした。

　立ち合いの直後に右四つの体勢になった両者。上手を取ろうと探る照ノ富士に対して、朝乃山は必死に防戦を展開。だが照ノ富士が上手を取ると、胸を合わせて前に出て、持ち前の怪力を駆使して朝乃山を寄り切った。敗れた朝乃山は痛い４敗目を喫し、優勝争いから大きく後退した。

　取組直後、ABEMAで解説を務めた元関脇・嘉風の中村親方は「照ノ富士が勝つと予想してました」と一言。続けて「照ノ富士は上手を引く位置がいいんですよね。胸が合ったら、体の寄せ方は完璧ですから」と指摘しつつ、「どっちが大関かわからない相撲を取りましたね。それほど（照ノ富士の）右四つの形の完成度は一番じゃないですか」と感嘆した。

　照ノ富士のパワーに、視聴者からは「強すぎでしょｗ」「完勝」「大関が力負け…」「やっぱ照ノ富士は大関」「どっちが大関やねん」といったコメントが相次いで寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)