少しでも早く、トップでインタビューを受けてほしい。そんなファンの思いが届いたかのような快勝だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」1月22日の第2試合でセガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)が昨年11月以来の2勝目を獲得、その際に自らの入籍を報告し、ファンからの祝福コメントが連投された。
この試合の対局者はU-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)、魚谷、KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)の並びでスタート。魚谷は東1局、平和・赤2・ドラの8000点を朝倉からアガって先制すると、その後もテンパイ料や東4局1本場の満貫ツモなどで断トツにに。
南3局2本場には七対子をテンパイ、ドラ待ちにもできたが局消化を優先し北待ちに取る。これを岡田からアガって1600点(+600点、供託2000点)の加点。オーラスも自らアガリを決めるべく、2軒リーチに無筋を勝負するなど最後まで見せ場たっぷり。11月5日以来の2勝目を挙げた。
インタビューでは「私がもっとプラスできれば、チームのセミファイナルへの道も視野に入るので頑張らないと、と思っていました」と語り、現状はボーダー以下となっているチーム成績への責任感をみせた。この対局を解説していた土田浩翔(最高位戦)は「まだ2勝といっても、(17試合戦って)ラスが2回しかないわけですから」とその安定した実力を認めていた。
そしてインタビュー後半は入籍に関するご報告。「個人的なことですが、入籍をいたしました。今後も頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」とはにかみながら視聴者へ頭を下げ、リポーターからの「幸せですか?」という質問には「今、トップを取ったことが幸せです」とかわし、さらに顔を紅潮させて照れ笑い。これには視聴者からも「おめでとう!」「新婚キター!」「かわええやん」「めちゃ可愛いやんけ!やば!」「ずっとファンだぞー」「どうか末永くお幸せに」「ひゅーひゅー」と祝福コメントが立て続いた。
ライバルチームのTEAM雷電・黒沢咲(連盟)も昨期の開幕戦で結婚報告を行い、その後は出産を経て母となりながら、リーグで上位の成績を残し続けている。魚谷も生涯のパートナーを得て、妻となってもこの舞台では変わらず選手として常に上を目指すことが期待される。最後まで照れっぱなしで、「麻雀の話なら何でも話すけれど、結婚の話はもう勘弁して」とでも言いたげな魚谷の初々しい振る舞いに、最後までファンは祝福の声を届けていた。
【第2試合結果】
1着 セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)3万9900点/+59.9
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)2万5500点/+5.5
3着 U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)2万2600点/▲17.4
4着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)1万2000点/▲48.0
【1月22日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +589.2(62/90)
2位 EX風林火山 +261.4(62/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +29.0(62/90)
4位 TEAM雷電 ▲52.5(62/90)
5位 赤坂ドリブンズ ▲109.1(62/90)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲123.4(62/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲204.3(62/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲390.3(62/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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