前頭十三枚目・天空海(立浪)と十両六枚目・英乃海(木瀬)の一番で、押し出しで敗れた天空海の動きについて、土俵下への落ち方、その後の起き上がり方について館内のファンや視聴者から「クセが強い!」として、盛り上がるシーンがあった。
取組の際、思わず声が出たり、土俵に転がる際、うますぎるほどの受け身で豪快に転がったりすることで知られる天空海。既に負け越しが決まっており、千秋楽は来場所につながる取組を、と意気込んだところだったが、立ち合いから英乃海の攻撃に押され、抵抗虚しく押し出されてしまった。
ただ、ここで終わらないのが天空海。184センチ・168キロと大きな体ながら、後方にジャンプするようにして、そのまま土俵下にド派手に落下。そのまま背中を打ち付けるように転がったかと見られ、一瞬大の字になると周囲の観客からは心配するような声が漏れていた。それでも、天空海は両足を大きく天井に向かって上げると、反動をつけてコロンと転がりながら起き上がる“一芸”を披露。今度は館内から安堵とため息と歓声が沸き起こっていた。
中継していたABEMAのコメント欄にも、一連の動きに一喜一憂あったようで、「交通事故みたいに飛んだぞ」「派手にひっくり返る」心配の声から一転、起き上がったところでは「起き上がりこぼし」「起き方ダイナミック」「起き上がり方のクセが凄いんじゃ」と、ツッコミも入っていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)