Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、1月25日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、この日53歳の誕生日を迎えた通称“忍者”のKONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)。自身のバースデーを勝利で祝えるか。
ダマテンを多用しつつ、決めるところは一撃で決める、まさに忍者のような戦いぶりを見せる藤崎。個人ポイントは+14.6と、超攻撃的なチームの中にあって、実に安定した麻雀をすることでも知られている。チームが絶好調な時よりも、むしろ調子を落とした時に存在感が出る選手ではあるが、今夜ばかりは堂々と主役を狙いに行っていい。
同じMリーガーとしては祝福をしたいところだが、他の3選手としては卓に向かえば勝負に徹する。EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)は、独走する渋谷ABEMASの足をつかまえるために、積極的にトップを狙いに行きたいところ。下位チームとの差を広げるほど、セミファイナル、ファイナル進出争いのターゲットからも外れやすくなるだけに、ポイントは大いに越したことはない。
現在リーグトップを独走する渋谷ABEMASだが、手を緩める気は毛頭ない。好調の松本吉弘(協会)も、シーズン中に目標を上方修正し個人MVPに設定したが、現在は同2位。過去2年、レギュラーシーズンで首位通過したチームが優勝したことがないだけに、今は先に進むにつれてポイントが半減するルールにあって、それでも余裕が出るような大量ポイントを目指す。
リーグ順位1、2、3位が集まったところに割って入るのがリーグ6位・KADOKAWAサクラナイツの堀慎吾(協会)。個人成績ではトップ5入りを果たしており、セミファイナルシリーズ進出争いのボーダーラインにいるチームを引っ張っている。むしろここで踏ん張らないと、いよいよボーダー以下の7位が近づいてくるだけに、チャンスとピンチが表裏一体だ。
【1月25日第1試合】
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟) 個人11位 +98.7
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会) 個人5位 +153.9
KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟) 個人16位 +14.6
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人2位 +335.4
【1月22日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +589.2(62/90)
2位 EX風林火山 +261.4(62/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +29.0(62/90)
4位 TEAM雷電 ▲52.5(62/90)
5位 赤坂ドリブンズ ▲109.1(62/90)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲123.4(62/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲204.3(62/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲390.3(62/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






