Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、1月26日第1試合に出場する4選手を発表した。この日はリーグ順位が上から4・5・7・8位という組み合わせ。リーグ順位で上位6チームまでがセミファイナルシリーズ進出となる中、激しいポイントの奪い合い、削り合いが見られそうだ。
各チーム、残り試合も20試合に近づき始めているレギュラーシーズン。各選手の口からも、「まだ先は長い」という言葉がだいぶ減ってきた。100ポイント前後であれば1日単位でひっくり返せるが、それ以上ともなると、そう簡単には縮まらない。
いよいよ1回のラスが重くのしかかってくるのが、昨期VのU-NEXT Pirates。現在、リーグ最下位で、ポイントもマイナス400近い。7位の赤坂ドリブンズまで186ポイント差、ボーダーラインとなる6位のKADOKAWAサクラナイツまでは280.8ポイント差。1試合で100ポイント縮まるルールとはいえ、それはトップラスでのこと。周囲に守備を固められれば、かなり苦しくなってくる。先発の瑞原明奈(最高位戦)も奮闘はしながら、現在は3ケタマイナス。まずは自身の借金を帳消しにするところから始めたい。
何度か浮上のきっかけをつかみながらも、まだボーダーラインの下にいるのがセガサミーフェニックス。6位まで94.8ポイント差と、こちらはひと頑張りがきく範囲にいる。勝負ごとは追う方が楽とも言われるが、上位6チームが下位2チームに対してシビアになってくるのがこのリーグ。和久津晶(連盟)には、気持ちのいい勝利で、あわよくばチーム連勝という勢いもつけてほしいところだ。
残りの2チームは逃げる側。リーグ5位の赤坂ドリブンズからは村上淳(最高位戦)が出場する。安定感ある戦いぶりと、声高らかな「リーチ!」の宣言は変わらないが、ポイントそのものはじりじりと減らしており、チームもあとひとつ勢いづかない。理想はTEAM雷電とのトップラスを決めての4位浮上だ。
一時は最下位に低迷していたTEAM雷電も、3人の歯車が噛み合い、ここしばらくは落ち着いた日々を過ごせている。リーグ3位のKONAMI麻雀格闘倶楽部との差も小さく、ファイナル進出を見据えては、トップ3に入っていることが大きなアドバンテージになる。瀬戸熊直樹(連盟)の内に秘めたる闘志で他の3選手を蹴散らせば、セミファイナル進出、さらにファイナルに向けても大きな一歩になる。
【1月26日第1試合】
赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦) 個人6位 +151.3
セガサミーフェニックス・和久津晶(連盟) 個人27位 ▲243.0
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人11位 +98.5
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦) 個人21位 ▲114.0
【1月25日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +597.6(64/90)
2位 EX風林火山 +250.2(64/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +17.9(64/90)
4位 TEAM雷電 ▲52.5(62/90)
5位 赤坂ドリブンズ ▲109.1(62/90)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲109.5(64/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲204.3(62/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲390.3(62/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






