将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦が1月29日に行われ、西田拓也四段(29)が千田翔太七段(26)に102手で勝利した。西田四段は、午後7時からベスト4入りをかけてもう一局指す。
本戦出場の16人のうち、唯一五段以下の西田四段は、前年に藤井聡太王位・棋聖(18)の3連覇を阻んで優勝した千田七段を相手に、後手番から三間飛車を採用。千田七段が居飛車としたため、対抗形の出だしになった。
形勢に動きが出たのは60手を過ぎたあたりから。千田七段が見せた一瞬の隙から、西田四段がペースを握ると、その後は手に入れた相手の飛車を有効に使い、迫力のある攻めに終始。千田陣の銀冠を見事に攻略してみせた。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太王位・棋聖が2連覇した棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)