Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、2月1日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、一気に順位を上げてきたKADOKAWAサクラナイツの沢崎誠(連盟)。今夜の成績次第で、チームは3位浮上の可能性もある。
昨期から参戦したKADOKAWAサクラナイツだが、今期は2年目にジンクスか、長く下位に低迷。一時はセミファイナルシリーズ進出も危ぶまれていた。それでもエース内川幸太郎(連盟)が今期初となる同日2連勝を飾り、チームポイントも急浮上。一気に安全圏に入り、ファイナルシリーズ進出となる4位にまで駆け上がった。今週を終えれば、各チームは残り20試合に。今期苦戦が続く沢崎の勝利は、2年連続でのファイナル進出を確実に近づける。
このKADOKAWAサクラナイツと順位争いを繰り広げるのがKONAMI麻雀格闘倶楽部。こちらもエース佐々木寿人(連盟)の大活躍により、上位をキープしているが、狙うところはさらに上。先日、久しぶりにトップを取った前原雄大(連盟)の力強い麻雀が炸裂すれば、これ以上心強いものはない。
首位・渋谷ABEMASは、2位に400ポイント以上の差をつけ、完全に突き抜けた。セミファイナル進出となる上位6位入りは濃厚で、さらに3年連続となるファイナル進出もかなり可能性を高めた。日向藍子(最高位戦)の役割は、大きなラスなどを引かないまま、少しでもポイントを稼ぐこと。無難の試合を消化することも、ここから先の戦いには必要になる。
リスクを承知で攻める必要があるのはリーグ最下位、U-NEXT Pirates。セミファイナル進出のボーダーラインとなる6位まで163.4ポイント差と、逆転の可能性は少しずつ膨らんできた。昨期もレギュラーシーズン6位、セミファイナル4位とぎりぎりで残り、ファイナルで大爆発しての初優勝を成し遂げただけに、今期もそれが狙いとなる。キャプテン小林剛(麻将連合)は、ボーダー付近にいるチームにプレッシャーをかける大トップが取れるか。
【2月1日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人28位 ▲282.2
KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟) 個人18位 ▲81.1
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦) 個人12位 +88.8
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合) 個人4位 +259.3
【1月29日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +576.0(66/90)
2位 EX風林火山 +171.3(66/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +71.7(66/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +16.7(66/90)
5位 TEAM雷電 ▲31.8(66/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲212.8(66/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲214.9(66/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲376.2(66/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






