Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、2月2日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、新型コロナウイルス感染から復帰し、1カ月ぶりの出場となる赤坂ドリブンズ・丸山奏子(最高位戦)。リーグ7位と苦しむチーム状況に、復帰戦での勝利で光を照らすことができるか。
丸山が前回出場したのは1月3日。その後、新型コロナウイルス感染が明らかになり、離脱を余儀なくされた。その間、先輩の男性3選手が奮闘したものの、なかなか上位争いに加われず、現在はセミファイナルシリーズ進出となるボーダーの下、7位にいる。経験豊富な3選手でも抜け出せないトンネルで起爆剤となり得るのは、やはり愛されキャラの丸山だ。
ともに戦うMリーガーとして、丸山の復帰は歓迎するところだが、戦いとなれば勝利を譲るわけにはいかない。TEAM雷電・萩原聖人(連盟)も、個人成績最下位と大いに苦しんでいる一人だ。一時は浮上のきっかけをつかみ、最下位脱出にも成功したが、痛恨の箱下ラスなどもあり、またもや沈んでしまった。インタビューでも気丈に、明るく振る舞うスター選手だが、見せたいのは会心の勝利の後の決めポーズだ。
安定した成績を維持してきたEX風林火山だが、ここのところ少し背中が寒くなってきた。3選手ともにプラスは維持するものの、じりじりとポイントを減らしてきている。チームの勝ち頭・滝沢和典(連盟)には、停滞ムードを吹き飛ばす気持ちのいいトップが求められている。
4人の中では断トツの成績を残しているのが、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)。この日の試合によっては、個人トップまで狙えるポイントを持ち、今期のチームの主役になっている。試合中は淡々と打ち、勝利者インタビューでは笑顔を見せる、そのギャップもファンの心をつかんでいるが、今夜もはにかむ様子が見られるか。
【2月2日第1試合】
赤坂ドリブンズ・丸山奏子(最高位戦) 個人19位 ▲106.9
EX風林火山・滝沢和典(連盟) 個人11位 +92.9
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人4位 +264.4
TEAM雷電・萩原聖人(連盟) 個人30位 ▲332.3
【2月1日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +636.3(68/90)
2位 EX風林火山 +171.3(66/90)
4位 TEAM雷電 ▲31.8(66/90)
5位 KADOKAWAサクラナイツ ▲41.8(68/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲212.8(66/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲214.9(66/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲302.6(68/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






