Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、2月4日第1試合に出場する4選手を発表した。この日は上からリーグ順位が3、5、6、7位のチームが顔を揃えた。この日を終えれば、レギュラーシーズンが残り20試合となる4チーム。セミファイナルシリーズ進出をかけたボーダーライン上の攻防戦は、どんなものになるのか。
首位の渋谷ABEMASだけが大きく突き抜けた今期のMリーグ。一方で、下位のチームによるセミファイナル進出争いは、日に日に激しさを増している。昨期は6位のU-NEXT Piratesが▲202.3と苦戦しながらぎりぎり通過。その後、ファイナルにも進み、初優勝を遂げている。
現在、その6位にいるのが初年度Vの赤坂ドリブンズ。わずかな差ながら、セミファイナル進出圏内に踏みとどまっている。1日単位で見れば、100ポイント差など簡単にひっくり返るだけに、先発の園田賢(最高位戦)にはチームの5位浮上につながる勝利が求められる。
5位にいるのはKADOKAWAサクラナイツ。ポイントは▲41.8で、トップ1回でマイナスを完済、順位も3位まで上がれるポジションにいる。ボーダーラインの6位から離れることで、ターゲットにされにくくなるのがこのルール。堀慎吾(協会)にかかる期待は大きい。
3位のKONAMI麻雀格闘倶楽部にしても、▲3.7ではまるで安心できる状況ではない。運悪く連続ラスでも引こうものなら、6位まで3ランクダウンも十分にあり得る。安定した戦いぶりでは全30選手の中でも際立つ藤崎智(連盟)の力を持ってすれば、激しい戦いの中でも着実な仕事を果たせるだろう。
ボーダーライン下の7位にいながらも、一気にまくれるチャンスがあるのはセガサミーフェニックス。▲209.4は、昨期のボーダーラインとほとんど変わらず、1試合ごとに順位を上げられる程度の差しかつけられていない。和久津晶(連盟)の勝利は、チームに与える勢いもまた違うものがあるだけに、ギャル雀士のアゲアゲなトップが待たれている。
【2月4日第1試合】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人23位 ▲147.7
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会) 個人8位 +155.3
KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟) 個人14位 +20.5
セガサミーフェニックス・和久津晶(連盟) 個人25位 ▲164.2
【2月2日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +636.3(68/90)
2位 EX風林火山 +103.7(68/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲3.7(68/90)
4位 TEAM雷電 ▲14.6(68/90)
5位 KADOKAWAサクラナイツ ▲41.8(68/90)
6位 赤坂ドリブンズ ▲167.9(68/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲209.4(68/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲302.6(68/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






