Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、2月5日第1試合に出場する4選手を発表した。この日はリーグ1、2、3位のトップ3が直接対決。全8チームが今週で残り20試合となる中、渋谷ABEMASの独走態勢を止めるチームは現れるのか。
レギュラーシーズンも徐々に残りが少なくなる中、上位6位までのセミファイナルシリーズを既に濃厚にしているのが渋谷ABEMAS。チームポイントは歴代最高の+636.3まで積み上げた。残り22試合で、全ての試合で3着相当の20ポイントずつ減らしたとしても、まだ200ポイントほどの余裕がある。ただ、優勝を目指すチームにとっては、セミファイナル進出時、ファイナル進出時にポイントが半減することも考慮したい。今期大活躍の松本吉弘(協会)が+700、さらに+800へとつながるトップを狙う。
悠々と独走を許したくないのが2位のEX風林火山。一時は熾烈な首位争いを繰り広げていたが、この1カ月で完全に差を広げられた。気がつけば、プラスポイントも3ケタぎりぎりまで減り、うっかりすればマイナス域転落の可能性もある。イケメンエース滝沢和典(連盟)には、悪い流れをせき止める勝利が求められる。
3位ながら、セミファイナル進出争いの真っ只中にいるのがTEAM雷電。ポイントはマイナスで、ボーダーの下にいる7位セガサミーフェニックスとの差も、約150ポイントしかない。前日、KONAMI麻雀格闘倶楽部が連続ラスで3位から6位まで落ちたものを見れば、先発の瀬戸熊直樹(連盟)が気を抜いて打てる牌は一つもない。
上位3チームの争いに切り込むのが、リーグ最下位に苦しむU-NEXT Pirates。一時はマイナスが400ポイントを超えてしまったが、今はなんとか-300ポイントほどで踏みとどまっている。逆転でのセミファイナルを狙うチームにとっては、残り試合が減るのもダメージとして蓄積する。瑞原明奈(最高位戦)が他の3選手を蹴散らすトップを獲得できれば、帆に受ける風も一気に強くなる。
【2月5日第1試合】
EX風林火山・滝沢和典(連盟) 個人13位 +68.3
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人2位 +291.1
TEMA雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人9位 +120.4
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦) 個人24位 ▲140.6
【2月4日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +636.3(68/90)
2位 EX風林火山 +103.7(68/90)
3位 TEAM雷電 ▲14.6(68/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ ▲41.7(70/90)
5位 赤坂ドリブンズ ▲98.4(70/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲119.2(70/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲163.5(70/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲302.6(68/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






