圧巻の“チョーク葬”に「これぞMMA」「綺麗に極めた」 海外を拠点に世界へ挑む日本人ファイターに脚光
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 海外を拠点に世界に挑む日本人ファイターが圧巻の“チョーク葬”で相手を圧倒。パーフェクトな勝利に海外ファンから「次はタイトル戦を!」と熱望の声があがっている。

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 ONE Championship「ONE: UNBREAKABLE III」に参戦した澤田龍人がロビン・カタラン(フィリピン)と対戦。1ラウンド、リアネイキッドチョークで1本勝ち。持ち前のレスリング技術で圧倒する戦いぶりに視聴者からも「ビューティフル」「綺麗に極めた」「完封勝利」と絶賛コメントが並んだ。

 レスリング一家で知られる澤田はONEの登竜門リーグ「ONE Warrior Series」を勝ち抜き本戦に這い上がってきた。世界各国の選抜選手が所属するEvolve MMAに所属し、現在はシンガポールを拠点に世界の頂点を目指す選手だ。2019年のデビューからONEの戦績は2勝1敗、昨年10月以来の試合となる。

 対戦相手のロビン・カタランはONEではお馴染みとなったフィリピンの格闘ファミリー出身。ウーシュー・散打のフィリピン王者、アマチュアのムエイタイ大会での優勝など打撃のイメージも強いが、ONEの舞台ではグラップリングでも結果を残している。

圧巻の“チョーク葬”に「これぞMMA」「綺麗に極めた」 海外を拠点に世界へ挑む日本人ファイターに脚光
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 1ラウンド、ミドルをキャッチされた澤田だが、左を見せてから素早くテイクダウンを狙う。するとケージ際、粘り腰のカタランとの攻防で澤田のヒザがローブローとなる。

 再開後、カタランの前蹴りを掴んだ澤田はテイクダウンに成功し、上になる攻防へ。しっかり密着しながらパウンドを散らす落ち着いた試合運びだ。一度は立ったカタランだが、澤田もしつこく組み付きながら再び足を刈って再び寝技の攻防へ。

 パウンドの打ち際に再び立とうと試みるカタランだったが、澤田が機転を利かせ素早くバックへと移行。首を取らせないように抵抗するカタランに対し、澤田はガードを解くように後ろからパウンドを仕掛けていく。最後は澤田がパームトゥパーム・チョークでがっちり絞りあげると、何もできなくなったカタランはたまらずタップした。

 相手に何もさせずに収めた1本勝ち。この日ABEMAでゲスト解説だった平田樹も「相手の身体が強くても自分の強みのタックルを何度も出せるところが良いと思った」と、終始攻めの姿勢を貫いた澤田について語ると、視聴者も「完封勝利だな」「アスリート的な勝ち方だった」「綺麗に極めた」「これぞMMAという試合」と反応した。

 圧巻の勝利を披露したこともあり、海外ファンの澤田への関心も高い。試合後には「澤田とジョシュア・パシオ戦がみたい」と早くもタイトル戦のリクエストや「いやボカン・マスンヤネとの試合が先だ」など、ランキング3位のフィジカルモンスターとの対戦希望する声も上がっている。

 内藤のび太と猿田洋祐、2人のチャンピオンを輩出しているONEストロー級。再度タイトルを狙う2人のトップランカーに加え澤田、さらには昨年デビュー戦で勝利した箕輪ひろばも加わり日本人最大のONE激戦階級となった。

(C)ONE Championship
【映像】圧巻のチョーク葬
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