Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、2月11日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)と、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)の対決。長年しのぎを削ってきたトップ選手同士が、佳境に入ってきたレギュラーシーズンで最高の戦いを見せる。
多井と瀬戸熊は、かつて同じプロ団体に所属をしており、年齢も近い。長年、麻雀界をリードする存在であり続け、今なお仲がいいだけでなく、お互いを高め合う存在だ。多井は首位を快走するチームを、さらに高みに導くために先発出場。再びプラスポイントを600台に乗せられるか。
一方の瀬戸熊が置かれた状況はかなり異なる。一時は、渋谷ABEMASを追う2位まで浮上したが、自身も含めて連続ラスを引いたことで、一気に4位まで順位を落とした。過去2シーズン、レギュラーシーズンで敗退しているだけに、3年連続の敗退だけは避けなければいけないところ。ずるずると行きそうなところを、力強い麻雀で食い止めたい。
ライバル対決をただ横で見ているわけにいかないのが赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)。チームは5位、ポイントは▲91.2と、セミファイナル進出争いのボーダーラインのすぐそばにいるだけに、胃が痛む状況が続いている。ボーダー下の7位・セガサミーフェニックスとも戦うこの試合で、しっかり着順で上回りたい。
4選手の中で、誰よりもトップが欲しいのがセガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)。レギュラーシーズン敗退エリアを早々に脱出しないと、いよいよ相手からのプレッシャーも、今までとは異なるかけ方をされてくる。トップで6位浮上、さらに赤坂ドリブンズとトップラスを決めて5位浮上まで見ながら、アグレッシブな麻雀を打ち切れるか。
【2月11日第1試合】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人20位 ▲84.6
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU) 個人9位 +133.2
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟) 個人22位 ▲98.2
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人12 +74.5
【2月9日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +578.3(72/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +92.5(72/90)
3位 EX風林火山 +9.8(72/90)
4位 TEAM雷電 ▲33.9(72/90)
5位 赤坂ドリブンズ ▲91.2(72/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲125.6(72/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲157.0(72/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲272.9(72/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





