Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、2月12日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は前期の活躍から一転、今期は苦しみ続けているリーグ最年長選手、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)。チームメイトが奮闘する中、大黒柱がレギュラーシーズン佳境でついに本領を発揮するか。
“マムシ”あるいは“大蛇”とも呼ばれ、特に昨期はラス親で圧倒的な強さを誇っていた沢崎。だが今期は勝負どころであと一歩及ばないところが繰り返され、前に出たところを放銃、というシーンも多くある。結果、個人成績は30人中29位。本来の実力・実績からすれば、考えられない順位だ。それでもチームメイト3人が奮闘したことで、リーグ順位は2位まで浮上。この試合ではラス親である北家に着くことも決まっており、久々に力強い麻雀を貫けるか。
KADOKAWAサクラナイツを追うのが、3位のEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)。長くプラスポイントを維持してきたチームだが、いよいよ1ケタまで減り、下位グループ転落まで見えてきた。年が明けてから調子を落とし続けて1カ月半。正真正銘の踏ん張り時がやってきた。
踏ん張らなくてはいけないのは、リーグ6位のKONAMI麻雀格闘倶楽部とて同じこと。エース佐々木寿人(連盟)は、300ポイント近いプラスを生んでいるが、チームはレギュラーシーズン敗退の危機すらあるボーダーラインぎりぎりだ。個人ポイント+600を目標にしていた佐々木も、個人首位の座すら明け渡してしまっただけに、今夜は完膚なきまでに相手を叩きのめすような麻雀を見せつけたい。
とにかく上を向いて戦い続けるだけなのがU-NEXT Pirates。一時は、セミファイナル進出が絶望的か、という雰囲気すら漂ったが、なんとかマイナスポイントを300以内に留めている。瑞原明奈(最高位戦)も調子は上向き傾向で、勝利した際のチームに与えるムードも格別。ファンも多い選手だけに、大逆転への気運を高められるか。
【2月12日第1試合】
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟) 個人14位 +5.3
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) ▲328.2
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟) 個人3位 +281.5
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦) 個人19位 ▲80.5
【2月11日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +599.0(74/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +92.5(72/90)
3位 EX風林火山 +9.8(72/90)
4位 TEAM雷電 ▲40.9(74/90)
5位 赤坂ドリブンズ ▲72.2(74/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲125.6(72/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲189.7(74/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲272.9(72/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






