Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、2月15日第1試合に出場する4選手を発表した。この日の組み合わせは、リーグ順位が3~6位という中団が全員集合することに。セミファイナルシリーズ進出を決めるレギュラーシーズン終盤に向けて、大きな勝利を手にするのはどこだ。
長いと思われたレギュラーシーズンも、各チーム残りが16試合。日数にして8日ずつと、いよいよ残りが少なくなってきた。先々を見る戦いではなく、目の前の1試合による順位変動が、すぐ次の試合に影響する時期だけに“一戦必勝”の思いは、どの選手も増すばかりだ。
リーグ3位のEX風林火山は、1月から2月にかけて大ブレーキとなり、あっという間にポイントを減らすと、マイナス域転落の危機を迎えた。二階堂亜樹(連盟)は前回登場時にトップを取ったものの、直後に勝又健志(連盟)がラスを引いたため、まだぎりぎりプラスという状況だ。二階堂はここぞという場面でもう1回トップを取り、今度こそ安全域に戻りたい。
リーグ4位のTEAM雷電は、今年一番苦しんでいる萩原聖人(連盟)が先発する。一時は復調のきっかけをつかんだものの、現在は個人で最下位の30位。奮闘するチームメイト2人のためにも、せめてマイナスポイントを半減させるところまでには戻したい。大量得点でなくても、まずは1勝で流れを変えたい。
リーグ5位の赤坂ドリブンズは、毎試合順位が変わるような超激戦区のど真ん中にいる。村上淳(最高位戦)はチームトップの成績を残しているが、チームのトータルはマイナスのまま。大トップを取れば完済可能な範囲だけに、プラス域に戻る勝利がもぎ取れれば、チームの雰囲気もガラリと変わる。
4チーム内で一番苦しいのがKONAMI麻雀格闘倶楽部。リーグ順位6位で、セミファイナルシリーズ進出のボーダーラインぎりぎりに立っている。すぐ後ろに7位のセガサミーフェニックスが迫るだけに、ここの差は意識せざるを得ない。前回、久々にトップを取り笑顔が戻った高宮まり(連盟)が、一番大事なこの時期に「勝利の女神」としての光をさらに放つか。
【2月15日第1試合】
赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦) 個人9位 +138.7
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟) 個人13位 +57.2
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟) 個人27位 ▲214.4
TEAM雷電・萩原聖人(連盟) 個人30位 ▲362.3
【2月12日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +599.0(74/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +139.4(74/90)
3位 EX風林火山 +8.5(74/90)
4位 TEAM雷電 ▲40.9(74/90)
5位 赤坂ドリブンズ ▲72.2(74/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲140.8(74/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲189.7(74/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲303.3(74/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





