Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、2月22日第1試合に出場する4選手を発表した。長いと思われたレギュラーシーズンも、今週を含めてあと3週間。各チーム12試合を残すところとなった。上位6位までのセミファイナルシリーズ進出争いは大激戦。ボーダーラインを挟んだ直接対決は、どこが貴重な勝利を得るか。
この日の試合で戦い方が注目されるのは7位赤坂ドリブンズと、8位のU-NEXT Pirates。どちらもまだ、セミファイナル圏内の6位浮上が可能なポイントで踏みとどまっている。単に試合数が消化してしまうのは、ボーダー以下にいるチームとしては負けと同じ。多少の無理は承知でもトップを狙って順位を上げる必要がある。赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)、U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)が、普段は見られないような攻めの姿勢を見せたなら、それは覚悟の選択だ。
追うよりも追われる方が苦しいのは勝負の世界の常。リーグ4位のTEAM雷電も、まさにその心境を味わっている。一時は2位まで浮上、プラスポイントも伸ばしたが、前回出場にまさかの2連続ラスで、再びマイナス域に転落。瀬戸熊直樹(連盟)はトップ獲得、プラス復帰を狙いながら、どこまで縮こまることなく打ち抜けるか。
リーグ2位のKADOKAWAサクラナイツも、まだ安心とは言えない。1度のラスでマイナス転落。連続ラスなら5位まで見えてくる。新規のスポンサーに電子書籍BOOK☆WALKERもついたばかりの試合で、岡田紗佳(連盟)は、勝利者インタビューでしっかりとPRできるか。
【2月22日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦) 個人15位 +27.7
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟) 個人16位 ▲44.5
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人7位 +179.9
U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦) 個人26位 ▲222.9
【2月19日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +557.4(78/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +54.1(78/90)
3位 EX風林火山 +43.0(78/90)
4位 TEAM雷電 ▲25.4(78/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲137.3(78/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲179.7(78/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲272.9(78/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






