“魔王”佐々木が語る滝沢和典へのライバル意識「先にタイトルを獲られて悔しかった」/麻雀・Mリーグ
【映像】ABEMAでみる

 切磋琢磨するライバルの存在が、“魔王”の圧倒的な強さの礎になったようだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」2月25日の中継で解説を担当したKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)が、EX風林火山・滝沢和典(連盟)との長年にわたるライバル関係に言及。若手時代は後塵を拝することも多かったようで、「ものすごく悔しくて、刺激になった」と率直に当時の思いを語った。

【動画】佐々木寿人が語る滝沢和典とのライバル物語

 2月18日のMリーグで同日2連勝を飾った佐々木。当日の中継では“タキヒサ”というライバル関係で知られる滝沢が解説を担当しており、持ち点が一時10万点を超えるような佐々木の豪快な麻雀を受けての「この人とライバル設定みたいにされたからおかしくなったのかも」というボヤキでファンの爆笑を誘っていた。25日は2人の立場が逆転し、佐々木が解説を務める中で滝沢が第2試合に選手として出場。18日の滝沢の解説は佐々木も当然チェックしていたようで、実況の日吉辰哉(連盟)が水を向けると「あれは何回見ても面白かった」と思い出し笑いをこらえられない様子だった。

 しかし佐々木は「ただね、G1タイトルを獲ったのは滝沢くんが先」と真面目なトーンでお互いの若手時代の関係性について言及。「王位(第32期・2006年)っていうタイトルなんですけど、それを会場で見ていて。最初に握手を求めに行ったんだけど、やっぱりものすごく悔しくて。それが今の原点になっているところはありますね。ものすごく刺激になったのを覚えています」と先を走るライバルの活躍がモチベーションになっていたことを明かした。

 今シーズンのMリーグで27戦12勝と抜群の成績を残し、個人成績ランキングで首位を独走中の佐々木。さらに次団体の最高峰タイトル・鳳凰位も獲得するなど、プロ雀士として全盛期を迎えつつある“魔王”の意外なエピソードに、視聴者コメント欄には「めっちゃいい話やん」「いい関係だな~」「ええ仲間や」といった感想が殺到した。しかしそれも束の間、佐々木は「今はだいぶ差が開いてますけどね」と持ち前のビッグマウスを披露。このオチには「言うねぇw」「煽るw」「寿人の滝沢叩きすきw」「現鳳凰位様だからな笑」「自分で言うのはさすがに草」とファンも大笑いだった。

 佐々木が「やっぱり麻雀プロって刺激し合って、どんどん強くなるところがありますからね」と語った通り、将棋における“羽生世代”のように強力なライバルが身近にいることは、競技レベルの向上に欠かせない要素のひとつ。エンターテイメントとしての魅力をさらに引き上げるためにも、麻雀界で新たなライバル関係が紡がれていくことに期待したい。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

頭脳派・園田賢、オカルトも使って快勝
頭脳派・園田賢、オカルトも使って快勝
快勝に笑顔もばっちり
快勝に笑顔もばっちり
佐々木寿人VS滝沢和典 ライバルストーリー
佐々木寿人VS滝沢和典 ライバルストーリー

ABEMAを大画面で楽しもう

ハイセンス 50V型
ハイセンス 50V型
ネット動画対応 Amazon.co.jp限定
Amazon
シャープ 55V型
シャープ 55V型
AQUOS 4K 液晶テレビ
Amazon