セコンドの1Rタオル投入に「えっ?」選手愕然… よもやのTKO決着も陣営判断を支持する声
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 打たれ強さに定評のあるベテランが、デビュー戦の新人が繰り出すノーモーション気味の左ストレートを立て続けに被弾し、1ラウンドに2度のダウン。ファイティングポーズをとった次の瞬間、セコンドからタオルが投入されまさかのTKO決着。状況が把握できない様子で、あ然とした表情を浮かべてセコンドに歩み寄ったが、視聴者からは「止めて正解」「良い判断」など、セコンドの決断を支持する声が多数寄せられた。

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 2月27日に後楽園ホールで開催された「Krush.122」で、桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と佑典(月心会チーム侍)が対戦。Krushのベテラン、打たれ強さに定評のある桝本が、この日Krushデビュー戦となる佑典の左ストレート3発をもらいタオル投入でTKO負けを喫した。“見えない左”もさることながら、わずか2分半で試合を止めたセコンドの決断についても視聴者の間で話題となった。

セコンドの1Rタオル投入に「えっ?」選手愕然… よもやのTKO決着も陣営判断を支持する声
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 K-1/Krushにおいて一大勢力になりつつある大阪・月心会チーム侍の新たな刺客である佑典は、この日がkrushデビュー戦。一方、Krush常連で33戦の桝本は“小さなバトルサイボーグ”の異名で知られる豪腕。さらに打たれ強さが武器の激闘派としておなじみだ。過去には芦沢竜誠、朝久裕貴、江川優生など、現在の中心選手たちの壁として立ちはだかってきたベテランでもある。

 序盤はサウスポーの佑典が距離をとりながらローキックや前蹴りで探る展開。対する桝本はガードを固め、お馴染みのすり足でじわじわと前に出るスタイルで向き合った。

 試合が動いたのは1ラウンド中盤。佑典が右ヒザを軽く上げフェイントをかけると、勢いよくスーパーマンパンチ風に左ストレートを一閃。桝本のアゴを撃ち抜くと、桝本は後ろにヨロヨロと崩れ落ちるようにダウン。

 まさかのタイミングで被弾した桝本は呆気に取られた表情を浮かべるも、ここはすぐに立ち上がる。ABEMAで解説を務めた石川直生は「桝本選手が一発で倒れちゃうのは驚きましたね」と打たれ強いイメージのある桝本のあまりにも早いダウンに驚いた様子だ。

セコンドの1Rタオル投入に「えっ?」選手愕然… よもやのTKO決着も陣営判断を支持する声
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 ダメージは少ないと見えた桝本だったが、再開後は精彩を欠いた動きが目立つ。すると、再び佑典のミドルを見せてから飛び込むような左ストレートを被弾するとヨロヨロと後退。ゲスト解説の玖村将史も「(桝本選手は)パンチが見えてないですね。正面に立ちすぎている」と指摘する中、ロープ際でさらに左を被弾し、相手に寄りかかるように2度目のダウンを喫した。

 ダウンカウントを聞きながらファイティングポーズをとった桝本だが、後方から営がタオルを投入して試合をストップ。まだやれると思ったか「えっ?」と愕然とした様子でセコンド側を確認する桝本の姿が印象的だった。

 1ラウンド2分36秒、しかも開始早々のタオル投入による敗戦。呆気ない幕切れについて、視聴者からは「ゴリ(桝本の愛称)が珍しい…」と驚きの声の一方で、「左ストレートが見えてなかった」「もう無理だよ」「効いている」とすでに勝負あったとの声も多数。

 佑典が勝ち名乗りを受けるなか、コーナーサイドで陣営になだめられ、うなだれるように現実を受け入れた桝本だが、試合を止めたセコンドの判断について視聴者からは「ナイス判断だ」「無理、足がフラフラ。止めて正解」「良い判断だと思う。選手のためには」など、桝本のダメージに配慮した好判断との意見が多数寄せられていた。

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