金魚も人生も“すくう”ポップエンターテインメント『すくってごらん』(3月12日公開)に出演する女優の百田夏菜子には、自分を“すくった”忘れられない言葉と忘れられない出会いがある。中学時代から芸能界の扉を開いた百田がこれまでの長いキャリアを振り返ったときに金言として挙げるのは「そのままでいい」という肯定の言葉。そして女優としてのターニングポイントは“朝ドラ出演”だという。
 真面目という評判のある人。話を聞くと実際にそのようだ。「事務所に入ったのは小学校5年生くらいで、お仕事を本格的に始めたのは中学に入ったくらいです。そこからの道のりを振り返ると、挫折や壁は何個かありました。そういうときは徹底的に自分と話し合う。何が原因なのか?どうすれば自分は納得するのか?自分にとっての最大の味方は自分ですから、そんな自分に寄り添うことを大事に、ピンチを乗り越えてきました」と自問自答を心の拠り所にしてきた。