超混戦のセミファイナル進出争い 沼から抜けるのは和久津か、瀬戸熊か/麻雀・Mリーグ
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 Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、3月2日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、5位から8位までわずか38.2ポイント内という超混戦の中にいる5位セガサミーフェニックスの和久津晶(連盟)と、TEAM雷電の瀬戸熊直樹(連盟)。まさに勝てば天国、負ければ地獄という状況で、笑顔で卓を離れるのはどちらか。

【中継】激しいセミファイナル進出争い 混戦から抜け出すのは…?

 各チーム90試合という長丁場のレギュラーシーズン。それでも残り6~8試合となった状況で、はっきりと抜け出たのは首位の渋谷ABEMASと、2位のKADOKAWAサクラナイツまで。下位4チームは1試合でガラッと順位が分かるほどの大接戦だ。和久津にしてみれば、今期なかなか調子の波に乗れなかったところを、この場面で価値ある1勝をもぎ取り、チームに大きく貢献したいところだ。

 瀬戸熊にとっても、今日こそ負けられない日はない。試合のない7位のU-NEXT Piratesとの差はわずか。ラスではなく3着でも、一時的にセミファイナル圏外に出てしまうことになる。逆にセガサミーフェニックスにマイナスをつけながらトップを取ることができれば、1勝以上の重みが出てくる。

 4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部とて、のんびりと構える余裕はまるでない。ラス1回でマイナスが3ケタに入る状況は、いきなりボーダーライン付近まで引っ張り込まれることを意味する。痺れる対局など、これまで何度も戦ってきた前原雄大(連盟)だけに、手が縮まることはないだろうが、力がこもる試合になることは間違いない。

 チームとしては安全域にいるKADOKAWAサクラナイツだが、個人29位とつらい状況が続く沢崎誠(連盟)にとっては、この先に待つセミファイナル、ファイナルに向けて調子を上げていく必要がある。初優勝を目指すチームにとって、精神的支柱である沢崎の復調は不可欠なもの。ボーダーライン付近で戦うチームに、強烈な一発をお見舞いできるか。

【3月2日第1試合】

KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人29位 ▲340.2

KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟) 個人24位 ▲164.4

セガサミーフェニックス・和久津晶(連盟) 個人26位 ▲220.2

TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人7位 +153.0

【3月1日終了時点での成績】

1位 渋谷ABEMAS +518.6(84/90)

2位 KADOKAWAサクラナイツ +194.3(82/90)

3位 EX風林火山 ▲25.9(84/90)

4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲58.9(82/90)

5位 セガサミーフェニックス ▲142.9(82/90)

6位 TEAM雷電 ▲148.7(82/90)

7位 U-NEXT Pirates ▲155.4(84/90)

8位 赤坂ドリブンズ ▲181.1(84/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)

大和証券 Mリーグ サクラナイツvs麻雀格闘倶楽部vsフェニックスvs雷電
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