玄関で優しく出迎えてもらったような錯覚を味わえる癒しボイスが、麻雀ファンの萌え心をくすぐった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」3月2日の中継で実況を担当した松嶋桃(協会)が、引き戻した牌に声をかけるように「おかえり♪」というフレーズを披露。「かわええええ」「おかえりって言われたい!」と視聴者を悶絶させた。
【動画】松嶋桃に言われたい「おかえり♪」(1時間7分ごろ~)
名門・京都大学の法学部を卒業し、クイズ番組などにも出演経験のある才媛として知られる松嶋。抜群の頭脳を活かした実況としての技量はもちろん、癒し系なキャラクターや愛らしい声でも多くの視聴者を魅了しており、小林未沙や日吉辰哉(連盟)と共にMリーグ中継に欠かせない存在となっている。
そんな松嶋ならではのキュートな名実況が生まれたのは、2日の第1試合の南2局だった。僅差の3着目からトップを伺うTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)は、巡目がやや浅かったことから5・8筒待ちの平和のテンパイを受け入れず、マンズのホンイツを狙って手に残ったピンズの順子を外す手順を選ぶ。しかし7筒を河に並べた次巡、瀬戸熊の手には7筒がカムバック。すると松嶋は「おかえり♪」と家族を出迎えるセリフのような実況を披露し、すかさず「受け入れますか?」と解説の河野直也(最高位戦)に問いかけた。
すると視聴者コメント欄には無数のハートマークのほか、「かわええええ」「桃のおかえり最高」「録音不可避」「ワードセンスいい」「かわいすぎる」といった感想が殺到。さらに「もも、ただいま」「ただいまぁ~えへへ」「おかえりって言われたい!」など、親しげでキュートなセリフに妄想をふくらませるファンも続出した。
なお7筒を引き戻した瀬戸熊は、ここでホンイツを断念して「おかえリーチ」を敢行した。解説の河野は「1巡で7筒が3枚見えて、5・8筒待ちがよく見えるようになりました。変化する状況にしっかりと対応していますね」「三万が切られたのもメンホンを諦めた要因。(対子の)西も2枚切れになっていたので、シャンポンも弱かった」とリーチ判断の理由をわかりやすく説明。結果的にこの選択はリーチ・ツモ・平和・赤の5200点のアガリとして実を結び、視聴者からは「やっぱおかえりツモは正義」「おかえり受け入れてよかったね」「おかえリーチ成功」と松嶋の実況に影響されたコメントが相次いで寄せられた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)