将棋の藤井聡太王位・棋聖が、サントリー緑茶「伊右衛門」の新テレビCMに3月10日から出演する。藤井王位・棋聖は、この3月からサントリー食品インターナショナルとのスポンサー契約がスタート。9日に情報解禁となった「伊右衛門 こころが整う」篇では、俳優・本木雅弘との共演を果たしているほか、同日には本木、さらには女優・芦田愛菜との対談動画も公開された。
藤井王位・棋聖は、商品リニューアルで「より、緑へ。より、美味しく。」を目指し、味と香り、淹れたてのような緑茶の緑の水色(すいしょく)をさらに進化させた「伊右衛門」のPRを務めている。CM内では、本木が演じる伊右衛門から「あんたの緑茶、何色や」と問われると、対局中に突然立ち上がり、建物の外に出て「伊右衛門」のボトルを掲げながら、「こころが整うような、緑です」と答えている。
藤井王位・棋聖とお茶は縁が深く、対局中には初手を指す前にお茶を一口飲むのがルーティンとなっていることから、ファンの間では「初手お茶」と呼ばれている。湯呑みを使っている際の中身は不明だが、これまでもたびたび「伊右衛門」のペットボトルを持ち込んでいる様子が確認されている。
CM撮影については、「自分の動きを意識して制御するということはやってみるととても難しいことなんだと分かって、勉強になりました。初めてだったので分からないことだらけでしたが、貴重な経験ができたなと思います。今回の撮影が対局より断然緊張しました」とコメントを発表した。
18歳の藤井王位・棋聖、16際の芦田という、同年代の2人の対談ではCMや商品についての感想から、縁起を担ぐこと、プレッシャーを感じること、藤井王位・棋聖が将棋を始めたきっかけ、今の職業以外でやってみたかった職業、芦田がすすめる本、大切にしていることや座右の銘、2人がやってみたいことなどが語られている。また日頃からニュースをチェックしていた本木からは、藤井王位・棋聖が次々と質問されるシーンを見ることができる。