将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が3月10日、順位戦B級2組の11回戦(最終戦)で中村太地七段(32)と午前10時から対局を開始した。藤井王位・棋聖は、9勝0敗で既に来期のB級1組昇級を決めている。順位戦では20連勝中、公式戦でも15連勝中だが、それぞれ連勝を伸ばし、昇級に華を添えることができるか。
【中継】藤井聡太王位・棋聖、全勝で昇級なるか 順位戦B級2組
デビュー以来、順位戦で圧倒的な成績を収めている藤井王位・棋聖は、対戦相手のレベルが上がったB級2組でも初戦から快進撃。快勝を連ね、10回戦の窪田義行七段(48)との対局に勝利、1局を残して昇級を決めた。順位戦の通算成績は38勝1敗、勝率.974。18連勝の後、近藤誠也七段(24)に敗れたが、その後は一度も負けていない。
2020年度は棋聖戦で最年少でのタイトルを獲得、続いて王位も奪取し最年少二冠・八段にもなったが、各部門でも優秀な成績を残しており、前日までに公表されたものでは42勝8敗、勝率.840。勝数、勝率、連勝(15連勝)の3部門でトップに立っている。さらに朝日杯将棋オープン戦、銀河戦と、全棋士参加の棋戦でも優勝しており、最優秀棋士の有力候補となっている。
持ち時間は各6時間で、先手は藤井王位・棋聖。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。