プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」は3月12日、90日間のレギュラーシーズンを終了し、個人3賞が確定した。
個人スコア(MVP)と、最高スコアの二冠に輝いたのは、“魔王”ことKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)。個人で13勝を挙げ、+494.1の好成績を残した。チームは昨シーズン、セミファイナルシリーズに進出するもファイナルには届かず敗退。そこから雪辱を晴らすべく、開幕前に佐々木が宣言したのが「MVP獲得と、個人で+500ポイント」。その公約したポイントにはわずかに及ばなかったが、見事にMVPを獲得。自身最終戦となった前夜3月11日、“東北魂”を見せ、逆転トップを取り、必死に食い下がった個人成績2位のKADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)を突き放した。この獅子奮迅の戦いぶりで狙うは悲願のリーグ優勝。まずは来月12日から開幕するセミファイナルへ照準を合わせる。
また、4着回避率ではU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)が受賞。今年に入り1日1試合必ず登板する「一日一剛」を続け、最終節も第2試合に登板。トップ条件を満たすべく善戦もレギュラーシーズン敗退となった。試合後は「例えば僕が2・2・3・3という成績を1・1・4・4にできていれば最終戦は違う条件になっていたので、タイトルはありがたいけど、課題も見えるというか、そういう感じですね」と独特の言い回しで感想を表現していた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)