「白鵬の前で委縮してしまうのか…」元若乃花、大栄翔にゲキ「逆ですよ。大栄翔がこの相撲を取らないと」
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大相撲三月場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館

「逆ですよ。大栄翔がこの相撲を取らないと」

 元若乃花の花田虎上氏が、先場所自身初となる幕内最高優勝を果たし、前頭筆頭から小結に番付を上げて今場所に臨んでいる大栄翔に檄を飛ばす一方、「白鵬の前ではみんな委縮してしまうのか」と首をかしげる一幕もあった。

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「短い時間で相撲をとる。長い時間で相撲をとってはダメ」

 久しぶりの土俵となった横綱・白鵬(宮城野)と小結・大栄翔(追手風)の取組前、そのように勝負のポイントを指摘したのはABEMAで解説を務めた花田虎上氏。花田氏は「長いこと相撲をとることで白鵬は感じが戻ってくる。それを感じさせない間に、立ち合いから一気に攻める。それを白鵬もわかっているので、巧く、ズルく立ってくる」などと話した。

 注目の立ち合い、右で張って出た白鵬が左を差して一気に前へ。大栄翔も突き落としで起死回生を図るが、横綱の勢いに圧倒されて寄り倒された。

「ね、張って行ったでしょ」と短く切り出した花田氏は「無理ですね。あの立ち合いでは完全に白鵬の勝ちです」と続けた。さらに「速いですよ、半テンポくらい。ワンテンポではなく」とも話すと「何ですかね…白鵬の前ではみんな委縮してしまうんですかね。こっちから見ると大栄翔はうまく突き落としていると思えるけど、反対から見ると全然速いんでしょうね」と一番を振り返った。

 この白鵬圧勝の一番について花田氏は「逆ですよ。大栄翔がこの相撲を取らないと。相撲の内容ではなく、このスピードで」と檄を飛ばすと「術中にはまってしまうんですかね…」と残念そうに首を傾げた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)

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