わずか61秒、衝撃の完全“失神”決着 青木真也「器が違う」
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 1ラウンド61秒、衝撃の“失神”チョーク葬で21歳の新鋭が大器の片鱗を見せつけ総合でのプロ8連勝を飾ると、日本が世界に誇るグラップラーの青木真也から「器が違う」と称賛の言葉が飛び出した。試合終了直後、ピクリともせず手足に力がない敗者に駆け寄ったレフェリーが強引に口に手を入れ、マウスピースを外して呼吸を確保する様子は、まさに“完全失神”決着を物語っていた。

【映像】61秒、衝撃の失神決着

 3月20日に後楽園ホールで開催されたプロフェッショナル修斗「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.2」で平良達郎(Theパラエストラ沖縄)が前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組)と対戦し、1ラウンドわずか61秒でバックからのスリーパーホールドで圧巻の勝利。無敗の若き逸材が見せた格の違う試合運びに視聴者からは「これは本物だ」「UFCを目指して欲しい」など期待の声が上がった。

 ここまでプロ8戦全勝で、世界フライ級1位とタイトル目前の21歳平良と、DEEP2階級の実績を持つ39歳のベテラン前田の対戦。ABEMAでゲスト解説を務めた青木真也と朴光哲の2人が「(腕まわり肩周りなど)体がひと回り大きくなった」と指摘するように平良の仕上がりは上々の様子。

 その言葉を裏付けるように、前田が鋭い打撃で口火を切ると、両者の蹴りとヒザが交錯。さらに前田が組み付いてグランドに持ち込み、体を反転させバックを取ると、ボディを足でガッチリフックしながらリアネイキッドチョークを狙う。

 前田も必死で腕を振り解こうとするが、ガッチリとスリーパーホールドぎみにロックされると最後はパームトゥパームで締め上げられ失神。試合終了直後、ピクリともせず手足に力がない前田。レフェリーが強引に口に手を入れてマウスピースを外し呼吸を確保すると、ゆっくりと我に返り、しばし事態が飲み込めないような表情が印象的だった。

わずか61秒、衝撃の完全“失神”決着 青木真也「器が違う」
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 壮絶すぎるフィニッシュを目の当たりにした視聴者が「強すぎる」「なんやこれは」「これは本物っぽい」と盛り上がりをみせるなか、解説の青木は「器が違う。ここにいる選手じゃないと思いました」と絶賛。朴も「強いですね、イケメンだし。若いのに凄い」と頷いた。 さらに青木は平良の素質について「当たり前のことを忠実にできることが強さの証明」と続けた。

 試合後のマイクで「ここで勝ったらタイトルマッチができると思って挑みました」と査定の色合いの強かった前田戦を期待以上の結果で制した平良。次戦は満を持して暫定王者・福田龍彌との対戦が濃厚となる。自身の「修斗のベルトが獲りたくてアマチュアから来た」の発言どおり、“修斗期待の星”が目指す悲願達成も近い。

【映像】61秒、衝撃の失神決着
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