1ラウンド61秒、衝撃の“失神”チョーク葬で21歳の新鋭が大器の片鱗を見せつけ総合でのプロ8連勝を飾ると、日本が世界に誇るグラップラーの青木真也から「器が違う」と称賛の言葉が飛び出した。試合終了直後、ピクリともせず手足に力がない敗者に駆け寄ったレフェリーが強引に口に手を入れ、マウスピースを外して呼吸を確保する様子は、まさに“完全失神”決着を物語っていた。