将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が3月23日、竜王戦2組ランキング戦の準決勝で、松尾歩八段(40)と対局中だ。横歩取りの出だしで始まった対局は、午後6時からの夕食休憩の時点で、形勢は藤井王位・棋聖が有利と見られている。勝者は決勝進出と同時に、本戦出場が決まる。竜王戦ランキング戦で無傷の22連勝、公式戦16連勝中の藤井王位・棋聖は、史上初の5期連続優勝に王手をかけられるか。
現在のタイトルホルダーは豊島将之竜王(叡王、30)。挑戦権を得るには、1~6組のランキング戦で優秀な成績を収め、本戦出場を果たす必要がある。藤井王位・棋聖は過去、6組から3組まで4期連続で優勝、本戦に出場してきた。挑戦権獲得はならなかったが、棋界最高峰のタイトルに向けて、今期はさらに前進したいところだ。
トップ棋士との対戦が続く中、昨期から継続している連勝は「16」。年間勝率もどんどん上昇し、現在では自身の通算勝率(.8412)を超える.8431に。デビュー直後に高勝率をあげた棋士も、毎年少しずつ通算勝率を下げていくのが一般的だが、タイトル戦など厳しい舞台で活躍し続け、さらに上げているところにも圧倒的な強さと成長ぶりが伺える。
対局は中盤からじりじりと藤井王位・棋聖のペースに。勝負どころと見た松尾八段は、52手目に2時間を超える長考を入れ、そのまま夕食休憩に入った。ここからの数手で、一気に形勢が傾く可能性があり、夜戦に入って早々、重要な局面を迎えそうだ。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は藤井王位・棋聖。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
藤井聡太王位・棋聖 中華そば 松尾歩八段 豚しゃぶ弁当(梅しそだれ)
【夕食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位・棋聖 1時間43分(消費3時間17分) 松尾歩八段 1時間24分(消費3時間36分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)



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