関脇・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が12勝3敗の成績で自身3度目の優勝を決めた。千秋楽では大関・貴景勝(常盤山)を下し、自身の大関復帰に華を添える優勝。一時は引退まで考えた中、“史上最大の復活”と言われた元大関が、ついに21場所ぶりに「元の位置に戻る」ことを優勝力士インタビューでも噛み締めた。
-15日間、戦い終えての心境は。
ホッとしています。
-優勝が決まった瞬間、会場が温かい拍手に包まれました。
応援がなかったら、今の自分が元の位置に戻ることはできていなかったので、みなさんのおかげで、こうやって元の位置に戻ることができました。これからもよろしくお願いします。
-いよいよ元の位置に戻る状況になってきました。これまでの苦労を思い出して、どんな心境でしょう。
一日一日、必死に前向きに頑張ってきた結果がこうやってあらわれることを信じてやってきました。本当によかったと思います。
-大関に戻ることを目標に場所が始まりました。優勝への思いは。
特にそんなに意識していなかったんですが、最後の方はちょっと意識してしまったところがありました。
-いつぐらいから。
並んだ時から、もしかしたらもう1回できるんじゃないかなと。
-今日は勝てば優勝。相手は2場所前に決定戦で敗れた貴景勝関でした。
土俵に上がる以上は自信を持って上がって、思い切った相撲を取りたいと思っていましたので、勝ててよかったです。
-狙い通りの相撲は取れましたか。
相撲ってあんまり狙い通りにならないもので、できることを精一杯やるだけですから。
-序二段まで下がったところから、また元の位置に戻る。一度は引退も考えたということですが、やめなくてよかったですね。
(しばし沈黙)そうですね。よかったです。
-何がここまで支えになりましたか。
本当にみなさんの応援のおかげで戻ることができました。
-落ちた時も応援してくれた人たちに、応援が間違っていなかったと証明したいとおっしゃっていたのが実現できました。
お相撲さんは土俵の上で一生懸命戦っている姿を見せるのが恩返しかなと思っていますので、こうやってみなさんにいい姿が見せることができたんで、本当にホッとしています。
-以前の大関だった関取と、今の関取と、どこが変わりましたか。
そんなに変わってないと思います。
-ここから先の目標を聞かせてください。
常に言っているとおり、一場所一場所、一日一日集中して、いい相撲を取って、いい姿を見せるように頑張りたいです。
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