将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が4月9日、2021年度の初戦として叡王戦段位別予選(八段戦)で広瀬章人八段(34)と午後7時から対局を開始した。昨年度、最優秀棋士に選ばれるなど大活躍だったが、さらなる飛躍を目指す新年度初戦はいきなりタイトル経験もある強豪が相手。昨年度から続く17連勝をさらに継続させ、本戦出場を決められるか。
2016年10月にデビューした天才棋士も、昨年度はプロ生活で最も充実した一年だった。最年少でタイトル(棋聖)を獲得すると、続けて王位も獲得。最年少で二冠、八段昇段を果たした。さらに全棋士参加の棋戦でも2度優勝を果たし、勝数・勝率の2部門でトップ。升田幸三賞特別賞、名局賞特別賞も受賞するなど、トップ棋士との対戦が続く中でも抜群の成績を収めた。
新年度の1局目は、3つ目のタイトルへとつながる一局だ。段位別予選(八段戦)Cブロックの決勝で、勝てば本戦出場が決定。豊島将之叡王(竜王、30)への挑戦に道をつなぐことができる。また、昨年度から続く連勝は「17」まで伸び、歴代最多の29連勝以来、2度目となる20連勝も近づいてくる。午後2時からの対局で糸谷哲郎八段(32)とのA級棋士対決を制し、勢いをつけている広瀬八段とは過去3勝1敗。どんな戦いぶりで2021年度のスタートを切るか。
持ち時間は各1時間で、振り駒の結果、先手は藤井王位・棋聖。ABEMAではこの対局を終了まで、生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






