天才棋士の盤外の魅力がダダ漏れだ。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の予選Aリーグ・第1試合、チーム藤井とチーム稲葉の対戦が4月10日に放送された。持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算という超早指し戦は息詰まる熱戦が続いたが、この中でファンの目尻を下げたのが、藤井聡太王位・棋聖(18)の激レアシーンの数々。「勝率3割…」と自信のないじゃんけん、ビルの屋上でチームメイトとバドミントンなど、めったに見られないシーンの連続に、ファンの熱気も急上昇した。
【動画】藤井聡太王位・棋聖、貴重なバドミントンシーン(41分ごろ~)
一度盤に向かえば、深い前傾姿勢から盤面に集中し、時には「AI超え」とも言われる一手を繰り出す藤井王位・棋聖。それでも盤外では、まだあどけなさも同居する18歳の素顔が見て取れた。団体戦である同大会は、予選・本戦通じて5本先取の9本勝負。対局が終わる度に、次に出る棋士をチームで選ぶことになっている。第1局を落とし、スコア0-1で第2局に出場するのは誰にしようかと、藤井王位・棋聖は伊藤匠四段(18)、戦い終えたばかりの高見泰地七段(27)と相談していた。
なかなか決まらないところ、藤井王位・棋聖が自ら「じゃんけんで決めましょうか」と切り出し、まだ出場していない伊藤四段とじゃんけんをすることに。藤井王位・棋聖はパー、伊藤四段はチョキで、あっさりと勝負がついた。将棋の通算勝率では8割を超す棋士が、じゃんけんでは簡単に負けたことに食いついたのが高見七段。「藤井さんもじゃんけんは弱いんですね」と質問すると、藤井王位・棋聖は「結構…勝率3割ぐらいで…」と苦笑いした。
棋士のじゃんけんシーンも珍しいが、さらに珍しかったのがバトミントンだ。3人がビルの屋上で笑顔でバドミントンをする様子は、爽やかなイメージそのものといった様子。ただ、そのお手並みはやはり将棋と同様…とはいかず、短い映像ではあったがレシーブ、サーブとミスを連発し、ここでもまた苦笑いする様子が見られた。
本職の将棋では大先輩たちを倒し続ける若者のギャップあるシーンの連続に、ファンは次々とコメントを投稿。「まさかのじゃんけんw」「なんでバドミントンやってんだw」「青春感ある」「かわいいが止まらない!」など、さらなるレア映像への期待が高まるばかりだった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)