手術したばかりの喉が裂けてもいい、そんな魂の叫びがスタジオにこだました。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2020」セミファイナルシリーズ、4月12日の第2試合で、熱血実況で知られる日吉辰哉(連盟)が名言の連発で番組を盛り上げ、視聴者のコメントが殺到する一幕があった。
場面は東2局1本場、EX風林火山・滝沢和典(連盟)が7巡目に四暗刻のイーシャンテンにこぎつけた。滝沢の手は役満テンパイに欲しい9索、5筒、9筒のシャンポンターツの受け入れが、この時点ですべて山に2枚ずつ残っている大チャンス。滝沢の手を見て日吉は「四暗刻イーシャンテン(3種の受け入れが)が全部残ってるパターン、日吉体感(アガリ率)50%超えますよ」とオカルトな予想が飛び出した。
その直後、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)がカン3索で先制リーチをかけてきた。リーチを受けて、待ちを4筒・5筒・9索に変化させていたが、10巡目に5筒を引き入れ、4筒と9索待ちで待望のテンパイを果たすと、場は一気に沸騰。日吉は「来た来た!!!3山!3山!滝沢、ここで男になれるのか!」と叫んだ。
14巡目、滝沢ももうダマテンの意味がないとみて追っかけリーチ。日吉のボルテージはさらに急騰し「さあさあさあ、大変なことになってきた!3山対2山!滝沢、俺の喉はくれてやる、お前やってみろ!!ツモんのか!ツモんのか!」と大絶叫。これにはこの日解説を務めていた近藤誠一(最高位戦)、魚谷侑未(連盟)も思わず爆笑、視聴者からは「日吉の見せ場になってるやんかw」のツッコミに加え、「のど大丈夫か」「日吉の喉頑張れー!」と日吉の体を案じるコメントも飛んできた。
結果は滝沢のアガリ牌3枚、堀の1枚がなんと王牌に眠っており流局。まさかの結末に視聴者からは「王牌最強伝説!」「王牌先生今年も仕事しすぎでしょ!」とコメントが殺到し、日吉も思わず「無念である」と一言。それでもこの番組、一番の盛り上がりとなった一局にファンも大興奮だった。
Mリーグが再開したばかりだというのに、ここでの即リタイアは上等とばかりに声を張り上げた日吉。熱のこもった仕事ぶりに流局後も、「日吉の喉が心配」「日吉長生きしろ!」とねぎらいの声が多数投稿されていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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