“逆転王子”斎藤慎太郎八段、阿久津主税八段に「勝率4%」から大逆転勝利 本戦出場決定/将棋・叡王戦
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 将棋の叡王戦段位別予選(八段戦)が4月13日に行われ、斎藤慎太郎八段(27)が阿久津主税八段(38)に97手で勝利した。この結果、斎藤八段はブロック優勝で本戦出場決定。敗色濃厚の局面でも諦めない姿勢を保ち続け、大逆転勝利を手にした。

【中継】叡王戦 段位別予選 阿久津主税八段-斎藤慎太郎八段

 相掛かりの出だしから始まった一局で、中盤まで互角の戦いをしていた斎藤八段だったが、先に持ち時間を使って終盤の入り口を迎えると、徐々に形勢を損ねる苦戦に。一時は中継していたABEMAの「SHOGI AI」でも勝率4%というところまで追い込まれた。

 それでも先日行われた名人戦七番勝負第1局でも、渡辺明名人(棋王、王将、36)から逆転勝利を収めた粘りをこの一局でも発揮。一瞬の隙を見逃さず息を吹き返すと、互角、優勢、さらには勝勢とあっという間に差を広げて、華々しい逆転勝利をもぎ取った。

 叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する八段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

叡王戦 段位別予選 阿久津主税八段-斎藤慎太郎八段
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