将棋の叡王戦段位別予選(八段戦)が4月16日に行われ、稲葉陽八段(32)が菅井竜也八段(28)に148手で勝利した。稲葉八段は午後7時から、本戦出場がかかるブロック決勝で真田圭一八段(48)と対戦する。
菅井八段のゴキゲン中飛車に対して、居飛車で対応した稲葉八段は、飛車の動きが不自由になりながらも、うまくバランスをキープ。結果、飛車と金の交換にはなりつつ、相手陣を弱体化させることに成功すると、ペースはさらに稲葉八段に。穴熊に囲い直して反撃してきた菅井八段の攻めを断ち切ると、貯めた戦力で一気に勝負をつけた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する八段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)