もう少し早く、この牌が来てくれれば…。そんなツモに、レジェンド雀士も思わず感情を露わにした。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2020」セミファイナルシリーズ、4月16日の第1試合、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)が河に3枚並べた白に対して、解説の土田浩翔(最高位戦)が大きなリアクションをして、視聴者を爆笑させるシーンがあった。
場面は東4局4本場、大きく膨らんだ積み場と、供託の1000点もありアガリの価値が高い状況で、松本は白の後付けの仕掛け。道中、ドラの白を松本がツモ切ると、今度はこれを親の赤坂ドリブンズ・丸山奏子(最高位戦)がポン、タンヤオに赤が2枚、そしてドラ3という親の跳満となる仕掛けに出た。
松本はその後、丸山に危険なピンズを引き、白の後付けは諦めてタンヤオへ方向転換。しかしその直後、白を持ってきてしまう。親への危険牌を止めた松本にミスはなく、これは致し方ない結果といえども、解説の土田はこの遅すぎた白に「コラ!クッ!」と思わず感情が爆発。視聴者は「wwwコラは草w」「怒ってますよこーしょーさんww」「くらw」「ツッチー楽しみすぎw」「お叱りきた」「げきおこ」と大爆笑だ。
実況の小林未沙は、「でも白でアガるには、6筒切って、マンズを切らなきゃいけなかったんですよね?無茶おっしゃらないでください」と笑いを交えてツッコミ。これには「つっちーの扱い方ムズいなw」とフォローのコメントも。息の合った土田・小林コンビの掛け合いは、緊迫した対局にファンへ束の間の和みを提供していた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)