「見ちゃいけないもの見ちゃった…」ドラ3、6面待ちリーチがまさかの流局 トップ雀士も苦悶の連続/麻雀・Mリーグ
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 まさか、これがアガれないなんてことがあるの…?プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2020」セミファイナルシリーズ、4月27日の第2試合、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が6面待ちの先制リーチを空振り流局、この衝撃の出来事に番組が騒然となった。

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 場面は東1局1本場、配牌でドラ2筒が暗刻の勝負手を手にした多井は、5巡目に先制リーチ。これが極めて珍しい多面張の「1・4・7・3・6・9筒待ち」となった。実況の日吉辰哉(連盟)は「リャンメン待ちの3倍、さあ一発か」と“絶叫実況”に備えて意気込んだ。視聴者もこれには「これは何枚当たりあるんだろうw」「パーフェクト」「圧勝来るなこれ」と大物手を予感した。

 リーチの時点で待ち牌は6種×4枚で24枚のうち、多井自身が5枚使い、ライバル3者にそれぞれ3枚ずつ、ドラ表示牌の1枚と沢崎の捨て牌に1枚、合計16枚が見えている。それでも5巡目リーチで8枚残りのリーチはもはや「鉄板」と表現してもいいほどだ。

 1筒ツモなら倍満、アガれるか否かの話より、何点でアガるかの話題が進むなかで、待てど暮らせどアガリ牌が多井には訪れず、ライバルの手に吸収されていく。すると14巡目、沢崎がカン2筒待ちで追っかけリーチをかけた。

 これは多井の手に暗刻の待ちだが、送りカンという罰則があるためツモってきてもアンカンができず放銃となる。まるでマンガのような結末を予測し、日吉は「2筒1枚あるよ!多井カンできない!2筒カンできない!この6面張負けたら楽屋帰れない!」と絶叫した。アガリ逃しだけでなく放銃の可能性も生まれたまさかの展開で、勘弁してくれよと言わんばかりに多井は顔を歪め、思わず身をよじらせる。解説の土田浩翔(最高位戦)は「(流局は)ないから。焦らすねえ」と語るも、一向に筒子が姿を現さない。日吉はさらに「6面待ちの流局なんて見たことない!しかも2軒リーチになってるんですよ!」と声を枯らして叫び続ける。

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 ハイテイのツモ番を迎えた多井は、ひと呼吸置いてツモ山に手を伸ばし、それでもアガれないことを確認すると「おおお…」と声にもならないうめき声を出し、無念を乗せてツモ切った牌は、乾いた音を立てた。

 苦悶の表情を浮かべる多井に日吉は「多井泣きそう!泣いてどうする!麻雀ってそういうもんさ!ああ、完全に目がうつろです!」とまた絶叫。土田は「見ちゃいけないもの見ちゃったね…」と一言。視聴者もこの流局には「これは泣きたい」「6面待ち流局なんて初めて見たぞwww」「ごめん笑ったwww」「王さんの守備力よ」と吃驚仰天、信じられないというコメントが殺到した。トップ雀士が勝利を確信した超大物手、超多面張リーチがまさかの流局。場面が次の局へ移り変わっても、しばらくざわめきは収まらなかった。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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