出産の映像は、教育現場では見せるべきではないのだろうか。去年秋、兵庫県の県立高校で行われた保健の授業で、男性教師が妻の出産を撮影した映像を流したところ、女子生徒の1人が気分が悪くなって倒れてしまい、その様子を見た別の女子生徒2人も体調を崩してしまったという。男性教師は「身近な生きた教材を使うことで、より伝わることがあると思った」と話し、以後、生徒に映像を見せることはしていないという。