Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2020」セミファイナルシリーズ、4月29日第1試合に出場する4選手を発表した。注目はリーグ5位のKONAMI麻雀格闘倶楽部と同6位のTEAM雷電の戦い。このままの順位であれば、上位4チームまでのファイナル進出がかなわず、ここで敗退となる。現在、▲30.0のボーダーラインを今夜の2試合でクリアすることができるか。
まずポイント状況で最も苦しいのがTEAM雷電。現在、▲200.6と、ボーダーラインまで約170ポイント開いている。これをクリアするためには1回のトップでは足らず、2連続トップが必要。トップの順位点+50を考えると素点で+35、つまり6万5000点のトップ(+85)を2連続という、かなり厳しい現実がある。それでも4位のEX風林火山が明日の最終日にマイナスを叩いた瞬間、即圏外行きという状況を作るためには、少しでも大きな2連続トップが必要。先発の黒沢咲(連盟)は奇跡を起こせるか。
5位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は、トップ1回もしくは2着2回でも4位浮上の可能性がある。3位の赤坂ドリブンズ(+67.4)まで届けば、ファイナル進出が濃厚なレベルになるが、その差は134.8ポイント。最大の目標はこの差をひっくり返すこと、次の目標は4位に浮上して最終日を迎えること。最低ラインはこれ以上離されずにEX風林火山が落ちてくるのを待つことだ。先発する“ゴジラ”前原雄大(連盟)が炎を吐ければ、状況は大きく変化する。
上位2チームはファイナルに向けての助走が始まっている。リーグ首位の渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)、2位のKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)ともに、豊富なチームポイントがあるだけに、あとはどれだけファイナルに向けて貯金を増やせるかという戦い方になる。下位2チームがトップだけを狙ってくるだけに、大事故に気をつけさえすれば、戦いやすい試合とも言える。
【4月29日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟) 個人13位 +33.6
KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟) 個人26位 ▲280.6
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦) 個人12位 +38.1
TEAM雷電・黒沢咲(連盟)個人7位 +193.3
【4月27日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +288.0(12/16)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +273.3(12/16)
3位 赤坂ドリブンズ +67.4(14/16)
4位 EX風林火山 ▲30.0(14/16)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲67.4(14/16)
6位 TEAM雷電 ▲200.6(14/16)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






