これこそが、将棋棋士を応援する最強アイテムだ(?)プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Bリーグの第1試合、チーム糸谷とチーム菅井の対戦が5月1日に放送されたが、毎回各チームの棋士に手渡される応援うちわが、今回でも活躍。チーム菅井のベテラン深浦康市九段(49)の「地球代表うちわ」が、ファンの視線を釘付けにした。
応援うちわは、団体戦となった第3回大会から、棋士が集まる作戦会議室で見られたグッズ。そのクオリティがアイドルを応援するものに匹敵するとファンの間でも毎回注目をされてきた。今大会からはさらにグレードアップし、各棋士の異名やイメージ、大きな顔のイラストが入ったものに。予選Aリーグに登場した藤井聡太王位・棋聖(18)のものが映った瞬間から「欲しい!」「商品化希望」という声が沸き起こっていた。
そして今回、視線を一点に集めたのが「地球代表」の4文字だ。これは深浦九段に対して使われるニックネーム。ネット上で盛り上がったジョークをきっかけに、架空の将棋星人が地球を攻めてきた時に、それに対するのは深浦九段ということから、徐々に定着していった。
このニックネームが大きく書き込まれたうちわをファンが見逃すはずもない。リーダー菅井竜也八段(29)がカメラに向かって「これ振って応援します。地球代表(笑)」とアピールするのにあわせて、ABEMAのコメント欄にも大量の書き込みが。「うちわワロタ」「地球代表頑張ってください!」「地球代表のうちわ欲しいな」「深浦先生は地球代表です」と、藤井王位・棋聖の際に匹敵する盛り上がりとなった。
深浦九段は、将棋星人並みに自由奔放・奇想天外の手を繰り出してくるチーム糸谷との対戦で2戦2敗と、結果としては地球防衛に“失敗”することに。ただ、粘り強さが魅力の棋士だけに、今後の巻き返しにも注目だ。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)