Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2020」ファイナルシリーズ、5月13日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は11日に2連勝し、再び後続を引き離し始めた首位・渋谷ABEMASと、他の3チームとの攻防。渋谷ABEMASは包囲網をかいくぐり、さらなる独走を始めるか。
ファイナル初日を終えたところで、一気に混戦模様になるかと見られたところ、2日目で連勝を飾り、首位をがっちりキープした渋谷ABEMAS。まだまだ逃げ切り優勝が見えるほどのポイント差ではないが、2位のKADOKAWAサクラナイツとは1度のトップラスでは逆転されない程度のリードを持っている。約160ポイント差を200、300と広げていければ、ファイナル終盤戦もかなり楽になる。先発の白鳥翔(連盟)は、シリーズ全体の流れを決めるようなトップが狙い目だ。
KADOKAWAサクラナイツとしては、とにかくこれ以上差を広げられないよう、渋谷ABEMASにトップを取らせず、チームとしてプラスを積み重ねていくことが目標だ。100ポイント以内の差で追いかけられれば、1試合での逆転は十分に可能。岡田紗佳(連盟)は、常に渋谷ABEMASとの前後を気にしながら、加点も見るという忙しい試合になる。
下位2チームは、インパクトのある勝利が必要だ。3位のEX風林火山、4位の赤坂ドリブンズは、少しずつマイナスポイントを返済して、というほど時間の余裕はない。上位2チームをラスに追いやりながら、自チームはトップなど、派手な勝利を増やしたい。EX風林火山からは滝沢和典(連盟)、赤坂ドリブンズからは園田賢(最高位戦)が出場。2人とも、かなり前のめりの麻雀でトップを狙いに来るに違いない。
【5月13日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人16位 ▲28.7
EX風林火山・滝沢和典(連盟) 個人15位 +2.0
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟) 個人13位 +33.6
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟) 個人10位 +109.7
【5月11日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +320.2(4/12)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +162.4(4/12)
3位 EX風林火山 ▲20.5(4/12)
4位 赤坂ドリブンズ ▲74.4(4/12)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





