やっぱり今年も強かった 50歳・森内俊之九段、超早指し戦で勝ち越しのまま“終戦”/将棋・ABEMAトーナメント 将棋 2021/05/16 08:39 拡大する 今年も重厚な将棋の永世名人は、超早指しでも強かった。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Bリーグの第3試合、チーム康光とチーム菅井の対戦が5月15日に放送された。チーム康光・森内俊之九段(50)は1勝1敗、予選通じて3勝2敗と勝ち越したものの、チームは惜しくも予選敗退。森内九段は個人として勝ち越したまま、今大会を終了することになった。【動画】戦いを振り返る森内俊之九段 「早指しは若手有利」。この定説を揺るがした張本人の強さは、今年もまるで変わらなかった。チーム糸谷との第2試合では2勝1敗と勝ち越していた森内九段。予選通過をかけたチーム菅井との対戦では第1局で菅井竜也八段(29)に惜敗、第4局で深浦康市九段(49)に勝利を収め、個人では五分の星に。特に菅井八段との一局は序盤、中盤と完全にリードを奪う展開だった。よもやの逆転負けに「間違えて自滅みたいになってしまったので、ちょっとひどかったですね」と反省しきりだったが、その指し様には何人もの棋士や関係者も震えまくり、ファンからも「森内先生強かった」「森内さん落ち込まないで」「一体誰が森内先生を責めるというのか」といった声が送られていた。 続きを読む