Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2020」ファイナルシリーズの最終日、5月18日第1試合に出場する4選手を発表した。長いシーズンもついにこの日がラスト。1位から3位までわずか16.9ポイント差という大接戦の中で、優勝を決める決戦が繰り広げられる。Mリーグ史上、最も激しい戦いとなる最終日で、うれし涙を流すのはどのチームか。
10月5日に開幕した2020シーズン。半年以上に渡る長期戦だが、ファイナル12試合はあっという間に過ぎ去った。この間、6勝を挙げて逆転で首位に立ったのが、ファイナルにはぎりぎりの4位で進出したEX風林火山。過去2シーズンとも、4位でファイナルに進んだチームが優勝シャーレを手にしているが、今年もそのジンクスは続くのか。先発するのは、ファイナル4勝と大活躍の勝又健志(連盟)。優勝に近づく5勝目を挙げれば、いよいよ大逆転Vのカウントダウンが始まる。
わずか1.5ポイント差の2位で最終日を迎えたのはKADOKAWAサクラナイツ。レギュラーシーズンから常に上位で戦い続ける安定感で、参入してから2年連続でファイナル進出。今期においては、優勝を狙える位置を維持してきた。ファイナルでも奪取こそならなかったが、いつでも逆転Vを狙える成績でいたのは、チーム力の高さによるもの。先発する内川幸太郎(連盟)が、ライバルを抜いて最終カーブを曲がる。
長く首位に立ちながら、フィナーレを前に陥落した渋谷ABEMAS。唯一、3年連続でのファイナル進出を果たしており、もう求めるのは優勝だけだ。前日、連闘しながらラス・3着と結果を出せなかったらリーダー多井隆晴(RMU)は、全てを託され先発で登場。数多くのタイトルを獲得してきた男が、チームメイト3人、さらには多くのファンのために、麻雀人生で培った全てを注ぎ込む。
リーグ初年度の2018シーズンには、大逆転優勝を果たした赤坂ドリブンズ。現状のポイントでは、2度目の優勝はかなり厳しくなっている。ただし可能性はゼロではなく、2試合でMリーグレコード級のトップを連続して取れれば、並びを気にすることなく、奇跡が起こり得る。
【5月18日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人16位 ▲28.7
EX風林火山・勝又健志(連盟) 個人19位 ▲73.3
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟) 個人2位 +468.7
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU) 個人6位 +234.4
【5月17日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +164.3(10/12)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +162.8(10/12)
3位 渋谷ABEMAS +147.4(10/12)
4位 赤坂ドリブンズ ▲86.8(10/12)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)




