「朝日新聞Mリーグ2020」ファイナルシリーズの最終日が5月18日に行われ、EX風林火山の初優勝で2020シーズンは幕を閉じた。試合終了後の表彰式では、半荘最高スコア部門と個人スコア部門(MVP)の二冠王に輝いたKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)に、藤田晋チェアマンより個人タイトルの授与が行われた。
佐々木は2月18日の第2試合で、今期の半荘最高スコアとなる9万4000点を記録。さらにセミファイナルのため表彰の対象にはならなかったものの、4月22日の第2試合ではMリーグ新記録となる9万8200点のトップを獲得するなど、“魔王”と恐れられる超攻撃的な麻雀の破壊力を満天下に示した。
また、シーズン開幕前に「+500ポイントとMVP」を目標として公言していた佐々木。500ポイントにはわずかに6000点ほど及ばなかったものの、30試合に出場して全選手中最多となる13回のトップを記録し、ほぼ“有言実行”となる+494.1で見事にMVPに輝いた。
ダブル受賞を受けて得意のポーズを決めた佐々木は、「シーズン当初に500ポイントという数字を設定したんですけど、来期はくだらないリーチを6回だけ削って、500ポイント取れるように頑張りたいと思います」と代名詞となったリーチ棒の“節約”を示唆するジョークを披露。また「最高スコアに関しては親番がカギだと思いますので、来期も徹底的に親番にこだわって勝負に臨みたい」と今期幾度となく見られた“魔王”ならではの大連荘を早くも予告していた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)