大相撲夏場所>◇十二日目◇20日◇東京・両国国技館

 前頭十六枚目・石浦(宮城野)と十両二枚目・徳勝龍(木瀬)の取組直前、ABEMAの中継に解説で出演した井筒親方が若手親方衆の“ちょんまげ事情”について説明。コロナ禍で断髪式を行うことができず「逆に結っていない親方の方が浮いている」と珍しい状況を明かした。

 昨年の春場所をもって現役を引退した元関脇・豊ノ島の井筒親方。だが新型コロナウイルス感染拡大の影響で断髪式を行う事ができず、現在もまげを結ったままだ。他にも断髪式ができない若手親方は多数いるようで、井筒親方が「今は若い親方衆がちょんまげだらけ」と語ると、同じく実況を務めた清野茂樹アナウンサーが「ちょんまげが渋滞していますね」とユーモアを交えて返答。すると井筒親方は「若手の親方がいる控え室があるんですけど、ちょんまげだらけで。逆にちょんまげを結っていない親方の方が浮いている」と明かした。

 その後に行われた前頭十六枚目の石浦(宮城野)と十両二枚目・徳勝龍(木瀬)の一番では、突っ張る石浦を押し返した徳勝龍が押し出しで勝ち、今場所勝ち越しとなる8勝目を挙げ、敗れた石浦は7敗目を喫した。勝負が決する際、徳勝龍に押し出された石浦は土俵下へと勢いよく落下し、行司と衝突するアクシデントもあった。

 取組を受け、井筒親方は「(徳勝龍が)距離を取りにいって、最後の左手が石浦のはずのあたりに入ったのが良かったですね。石浦はもともと軽量ですけど、あれでやっぱり体が浮いてしまいましたので」と勝因を分析。「左手がいいところに入りましたね。カウンターみたいな形で」と徳勝龍の相撲内容について説明した。なお、井筒親方の断髪式はおよそ1年後、令和4年5月28日に実施される予定だ。(ABEMA『大相撲チャンネル』)

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