将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が6月3日、順位戦B級1組2回戦で、稲葉陽八段(32)と現在対局中だ。角換わりで始まった対局は、午後6時からの夕食休憩までに76手目まで進行し、形勢は互角。今期の1期抜けには全勝に近い成績が必要だが、本局も制して、開幕から2連勝を飾れるか。
【中継】順位戦 B級1組 藤井聡太王位・棋聖 対 稲葉陽八段
タイトル戦を除けば、最も持ち時間が長い順位戦で、藤井王位・棋聖はデビュー以来ほぼ完璧なペースで勝ち続けている。C級1組で1度、近藤誠也七段(24)に敗れたが、その他の対局では全て勝利。順位戦通算では40勝1敗、勝率.9756と圧巻だ。現在も順位戦としては歴代2位の22連勝中で、1位の森内俊之九段(50)が持つ「26」にあと4つと迫っている。
新たな記録に近づいてきたが、このB級1組は“鬼の棲家”とも言われる激戦区。1回戦でも三浦弘行九段(47)と対戦し、深夜に大逆転で勝利を収めたものの、一時は敗色濃厚といったところまで追い詰められた。3回戦以降もタイトル経験者や勢いのある若手実力者との対戦が控えており、これまで以上にハードな戦いが続いていく。
藤井王位・棋聖には最年少名人記録(21歳2カ月)更新の可能性も残されており、今期B級1組から昇級、来期A級で名人挑戦権を獲得、さらに奪取に成功すれば条件がクリアとなる。
持ち時間は各6時間で、先手は稲葉八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
藤井聡太王位・棋聖 ポークカレー・ヤサイサラダ 稲葉陽八段 天丼+温かいうどん
【夕食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位・棋聖 2時間23分(消費3時間37分) 稲葉陽八段 3時間4分(消費2時間56分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)







